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インタビュー

「新倉さんちの手作りジャム」の新倉有文さんに手作りジャムについてインタビューしてきました。
 Q 手作りジャムを作ろうと思ったきっかけを教えて下さい。
 A 自宅の庭に夏みかんの木、梅の木があり、たくさん実がなるので母の浪子がジャムを作ったのがきっかけです。
自宅用として作っていたのですが、何度も作り続けていくうちにたくさんの方に味わっていただきたいという気持ちが生まれ、「新倉さんちの手作りジャム」は誕生しました。
 
 Q 素材選び(砂糖、果物)や、商品化するにあたって苦労した点があったら教えて下さい。
 A まず砂糖ですが、ジャムを作り始めて4~5年経ったころ、あるオーガニックのお店で、それまで使っていた上白糖ではなく「喜界島さとうきび粗糖」を使ってジャムを作ってほしいとご要望いただきました。
その時に「喜界島さとうきび粗糖」に出会い、その後上白糖も「ビートグラニュー糖」に替え、現在は素材に合わせて2種類の砂糖を使用してジャムを作っています。
はじめは夏みかんマーマレード、梅ジャムの2種類しかなかった「新倉さんちの手作りジャム」ですが、お客様からの色々なご要望にお応えして、現在は15種類に増えました。
ジャムに使用する果物などの素材は、なるべく三浦半島で採れたもの、オーガニックに近いものを使用したいと思いました。
美味しい素材を探すため、生産者の方を訪問したり、ご紹介いただいたりと手探りで素材調達の輪を広げてきました。
生産者の方は誇りを持って一所懸命に得意とする果物や野菜を育てていらっしゃいます。私共はそういう心のこもった素材で作ったジャムをより多くの方にご提供したいと考えています。
   Q ジャム作りで一番こだわっている部分はどんなところでしょうか。
 A 私共の手作りジャムは美味しくて安心・安全な素材を厳選する事、素材本来の味を活かす事、添加物を使わない事などにこだわって作っています。
また、ひとつひとつの作業は心をこめた手作りです。
 Q 一度にどれくらいのジャムが作れるのでしょうか。
 A 一度に作れる量は素材によって違います。
一番多く作れるのは夏みかんのマーマレードで一度に200個(150g)ほどです。
いちごのジャムは一度に30~50個ほどでしょうか。
今でこそ200個ほど作れる夏みかんのジャムは、始めたばかりの頃は今ほどの数量は作ることができませんでしたが、作り続けるうちに、作る量が増えても味を変えることなく出来るようになりました。
また、出来上がりまでの時間ですが、夏みかんなどの柑橘系は苦みを抑えるための下ごしらえがあるので、大体2日がかりです。
いちごジャムなど他のジャムも量によりますが、煮詰める時間は1時間くらいです。
手作りジャムは煮詰める時間よりも、種や筋を取ったりする下ごしらえに時間がかかってしまうのです。
 

 Q 一年を通して、どんな季節にどんなジャムができるのでしょうか。
 A 春から夏にかけての季節は色々な素材が次々に熟します。
3~5月は夏みかんをはじめ柑橘系のマーマレード、4~6月はいちごのジャム、6~7月は梅ジャム・杏ジャム・山桃ジャムなどで、一年を通じて一番忙しい季節です。
夏の盛りはトマトやかぼちゃのジャム。
10月~12月はりんごやみかんのジャムと一年を通して季節に応じた色々なジャムが出来ます。
Q 購入されていくお客様はどんな方たちですか?
 A 女性を中心に、勿論男性も含め幅広い年齢層の方々にご購入いただいております。
「贈り物でもらっておいしかったから」といってご注文を戴くなど、リピーターの方が多いのも嬉しいですね。
またジャムをご自分で作られる方など、ジャムがお好きで関心をお持ちの方の多さに驚かされます。
おいしいという声はもちろん、オーガニックに近い素材なので、安心して食べられるとご好評頂いています。
果実の原型を出来るだけ残し、果物が本来持っている味や色、風味を最大限に生かしながら作っていますので、果物そのものを食べているようで美味しいとの声も頂いています。
一番人気は夏みかんジャムですが、梅ジャムも人気があるんですよ。

   Q 市販のジャムにはない、新倉さんちの手作りジャムならではの特徴はありますか?
 A 私共の手作りジャムは、ペクチンを使っていません。又、素材の形をなるべく残し、糖度を低く抑えてあるので食べやすく、素材そのものの味や食感を楽しんでいただく事ができます。
手作りジャムは同じ果物を使用しても、果物が収穫された時期によって素材の甘みなどが異なったり、毎年同じ時期に収穫された果物でもその年の天候により味が異なったりするので、手作りならではのジャムを楽しんで頂けたらと思います。
 
 Q おすすめの食べ方はありますか?
 A パンに塗るだけでなく、ジャムによっていろいろな食べ方があります。
例えば、かぼちゃジャムは牛乳で溶いて、冷たいかぼちゃスープ風にしたり、白玉あんの餡子がわりに使ってみるのはいかがでしょうか。
梅ジャムは水や炭酸水を加えて梅ジュースに、いちごジャムは牛乳に入れていちごミルク風に。
みかんジャムなど柑橘系ジャムやマーマレードはヨーグルトに入れて召し上がったり、トマトジャムはピザのソースに使ってみて下さい。
定番ですが、マーマレードはお肉との相性が良いので、豚肉を焼く時などお料理にも使えますよ。
 Q 開封前、開封後の保存方法を教えて下さい。
 A 開封前の保存方法はなるべく直射日光を避け、常温で保存してください。
賞味期限は製造後15か月(みかんジャムのみ12か月)に設定しています。
保存料を使っていませんので、開封後は冷蔵庫で保存し、10日~2週間くらいで召し上がって下さい。
  
 
 Q 今後こんな商品を開発してみたいというのがあれば教えてください。
 A 現在、レモンのジャムを試作中です。
レモンは予想以上にジャムにするのが難しく、10回程作っているのですが、まだ試作段階です。
今後は、三浦半島で採れるスイカや野菜(キャベツなど)のジャムを作ってみたいと思っています。
 
 Q 最後に皆様へメッセージをお願いします。
 A いろいろな方に手作りジャムを楽しんでいただき、三浦半島にはこんなものがあると消費者の方に知っていただきたいと思っています。
保存食品なので、時期によっては手に入りにくい素材でも、気軽に楽しむことができると思います。
また、先程紹介した食べ方以外でもジャムはバリエーション豊かに使えます。
アイスに添えたり、お菓子を作る時に使ったり、ぜひいろいろな食べ方を試してみて下さい。


新倉さん、本日はありがとうございました。
インタビュアー:デュアルシステム訓練生 宇野さおり



いちごジャムは果物自体の形がはっきり残っていて、そのままでもおいしく食べられ、ヨーグルトに入れたり、スコーンにのせたりと幅広く楽しめました。
トマトジャムはほんのり酸味があり、トマトの味がしっかり残っていて、梅ジャムは水で溶いて梅ジュースとして飲んでもおいしく味わえ、甘酸っぱいスッキリとしたさわやかな印象を受けました。
手作りで作っているというお話の通り、素材そのもののジャムを楽しむことができました。

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